・読者に興味を持ってもらうライティングの簡単な方法はないかな
・これからブログやメルマガを書こうとしてるけど書き方が全然わからない
・無駄な努力をしたくないから失敗しないライティングを学びたい
あなたが今こんな悩みがあるのなら、今回の記事の内容は役に立つでしょう。人は物やサービスを購入する根本的な原因は感情が動くからなんです。あなたが何か商品を買う時を想像してみてください。
買ったあとの、その商品を使用している自分をイメージしたりしないでしょうか?それによって感情が動かされ「欲しい」という欲求で購入しますよね。
ライティングでも読者の感情を動かす書き方が重要で、物やサービスを紹介または売るとなるとここは必要な部分になってきます。
ブログの記事やセールスレター、メルマガを書いているけど反応がイマイチというのは独自の書き方でやってしまっているからかもしれません。
ということで今回はコピーライティングの中でも、人間の欲求に刺激して感情を動かす型について紹介していきます。
この記事を読んでわかることは
・人の欲求・感情を動かすGDTの法則とは何か?
・GDTの法則について具体的な内容と使い方
この記事を読む事で消費者がどのような流れで購入をするのか?を知ることができ、更にはあなたがふだん物を購入する本当の理由が発見できるでしょう。これによってもしかすると無駄遣いがなくなりお金が貯まるかもしれませんね。
そして、ライティングにそれを利用することで読者の感情を動かす文章の書き方が理解できるのでぜひこのから全集中して深呼吸してから読み進めていってくださいね。
目次
欲求を刺激して人の感情を爆発的に動かすGDTの法則とは?

では、ここからはGDTの法則とはなんなのかをお伝えしていきます。
人間は感情によって物事を決めます。前述したように購買の決断も同じです。なのでよく売れるものというのは、心理的な変化を起こしている要素が多かったりします。
例えば人気商品はいい例です。
「あのトレンド商品を手に入れれば私もみんなの仲間入り♪」
これは、周りとの一体感が味わえるからという感情からくる購買意欲ですよね。
このように人の感情を動かす、もしくはすでに動いている場合は購入してもらいやすくなります。
GDTの法則は、この人の感情をより動かすために9つの要素を利用して構成されたライティングの書き方です。
これは、一流のコピーライターであるマイケル・フォーティン氏が考案した法則で人間が持っている9つの欲求を満たすモノを欲しがるというもの。
GDTの法則は大別して3つから構成された書き方で名前のとおり
・G:Goal(目標)
・D:Desire(欲望)
・T:Teaser(本性)
から成り立ち、ここから更に細かくそれぞれ3つずつ分かれてきます。なので次に詳しく説明していきますね。
これらG→D→Tの流れで構成していくんですが、感情への刺激がGからTにいけばいくほどより強力になっていきます。
人がお金を払ってでも達成したい3つのGoal(目標)を意識した書き方

こちらは一番最初に伝えることなるのですが、この時点では読者の理性が働いている部分になります。なので人間が目標とすることについての書き方で感情を揺さぶらせる段階です。
それを3つに分類して
①Time:時間を費やしたくない
②Effort:努力をしたくない
③Money:なるべくお金をかけたくない
Gの部分ではこの3つの人間の欲求を刺激した書き方で、読者が反応を起こすようになります。
1)Time:時間を節約できる
人はある目標をなるべく時間をかけずに早く達成したいと思うものです。あなたも経験があると思います。ではどうのように書いていくのか例をあげていきますね。
例えば読者にこのような欲求があったとします
①ヤバい!最近太ってきたから早く痩せたい
②1週間後に好きな子とデートの約束してるけど、明日にでも付き合いたい
③副業で早く本業以上に稼いで会社を辞めたい
これに対する書き方は
①たった2週間で効果が実感できて、1ヶ月後には10kg痩せて生まれ変わったボディを手に入れることができます。
②気になっている女性がコロっとあなたにゾッコンしてしまい居ても立っても居られなくなってしまう禁断のテクニックは…
③1ヶ月であなたのライフスタイルが逆転するくらい稼げる副業をご紹介
このようにあなたの文章の内容が読者にとって時間がかからないものという印象をもたせることが重要です。
2)Effort:努力をしなくてもいい
次に人間は時間と同じように努力が要らず、なるべく楽に目標を達成したいという思いもあります。やることは面倒くさくないのか、複雑ではないのか?についても触れていきます。
読者にこのような欲求があったとしたら
①痩せたいけど運動とか面倒くさいな
②あの子を落としたいけど自分にもできる恋愛テクニックってあるかな
③簡単に副業で稼ぐ方法はないかな
これに対する書き方は
①運動は一切要りません、毎日このサプリを3粒食後に飲むだけで痩せられます。
②誰でもできる恋愛テクニック、簡単な2ステップで気になるあの子はイチコロ!!
③知識やスキルは不要!家でゴロゴロしながら毎月3万円稼げる副業とは
このように、努力や労力についても書いてあげると人は「これなら自分でもいけるよなぁ」という反応が取れて更に読んでもらうことができるようになるんです。
3)Money:お金を儲けたい、失敗したくない
更に3つ目の追い打ちをして感情を揺さぶります。まだ、この時点でも読者へのアプローチは弱いため、いつ離脱されてもおかしくはありません。
ここでは人間のなるべくお金をかけたくないとか、失敗はしたくないという欲について言及していきます。
読者にこのような欲求があったとしたら
①今まで色んなダイエット商品買ったけど、痩せられずにぜんぶ物置いきに…
②好きな子にフラれたり、嫌われたくないよー
③副業して稼ぎたいけど、高い先行投資はしたくない
これに対する書き方は
①この先も痩せられないまま、お金をドブに捨て続けていてもいいんですか?
②これをやるだけであなたを根本から変えて、好きな人はあなたに依存してしまいますが覚悟はいいですか?
③たった、4000円で○○をやることで1ヶ月後には3万円になってしまう方法
あなたも無駄なことにお金をなるべく使いたくはありませんよね。それは読者も同じなのでしっかり求められる結果が出せることと、それに対しての料金が安価であることをアピールします。
人間の3つのDesire(欲望)を刺激する書き方
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ここからは、3つのGoal(目標)よりも強い人の欲求について説明していきます。それがDesire(欲望)の部分になってくるのですが、これも3つに分かれています。
・Greed:もっとお金を儲けたい、いっぱいチヤホヤされたいという貪欲さ
・Lust:モテたい、美しくなりたい、性欲を満たしたい
・Comfort:悩みや苦痛が何もない快適でありたい
これらがDに分類される欲求になります、では詳しい書き方と説明をしていきますね。
1)Greed:富や名声などを多く手に入れたい欲求を満たす
人間は誰もが、お金や権力、名声を手に入れたいという欲求を持っています。自分がどこか他人よりも優れていると思いたいところがあるんですよね。
読者にこのような欲求があったとしたら
①お金をたくさん儲けたい、いっぱい欲しい
②誰よりも社会的に地位の高い人物になりたい
③有名になって、みんなから尊敬されたい
これに対する書き方は
①お金がザクザクたくさん入る生活を手に入れることができます。
②会社を立ち上げることができて、その会社はみるみる急成長!大勢の従業員を従うことになるでしょう。
③1年後にはドバイに住んで、テレビの取材があなたの元に来るかもしれません。
このようにお金、地位、名声の欲求について触れた書き方をここですることで読者がかかえるGreedの欲求を刺激するんです。
2)Lust:モテたい、好きな人から愛されたいという性や美への欲求
人間は美や性への欲求も抱える生き物でもあります。
女性がかわいい服やオシャレな服を着ることや化粧をしたりというのは美への欲求です。
一方男性が流行りの服装をしたり、女性にウケるように髪型を整えたりするのも、モテたいという欲求からくるものです。
読者にこのような欲求があったとしたら
①私はブサイクだからキレイになりたい
②ダイエットしてモテボディになりたい
③異性とイチャイチャしたい
これに対する書き方は
①どんな顔でも美顔にしてしまう化粧法
②ドラム缶ボディからモデルみたいなボディラインに磨き上げたダイエット術
③女性からモテモテになってしまうにはたった2つの事をするだけ
このように美や性の欲求について触れた書き方で読者がかかえるLustの欲求を刺激します。
3)Comfort:苦痛や不安、悩みがない快適への欲求
人間は早く悩みや苦痛のない快適な生活を手に入れたいという欲求を持っています。楽な生活を求めるというのは誰でも同じです。自らホームレス生活を好んでやる人はいないですよね。
読者にこのような欲求があったとしたら
①やりたい事だけやれる自由な生活をしたい
②サービス残業で月100時間も会社に拘束されない生活を送りたい
③毎月毎日カツカツな生活費に悩む事から解放されたい
これに対する書き方は
①お金に困らなくなりやりたい事だけやる生活が送れます
②もう、会社で働かなくてもいいくらい稼げます
③今の給料のまま変わらない生活を送ってもいいんですか?そろそろお金に悩まない生活を手にしませんか?
ここでは、サラリーマンの例を挙げましたが人によって欲求のもとは変わってくるので、例にそってあなたの書く内容に合わせて書いていきましょう。
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さていよいよ最後になるのですが先にもお伝えしていますが、ここがこれまでの中でも人間が持つ一番強い欲求の部分です。読者はこれまでの流れを読み進めながらTeaser(本性)にたどり着きます。
・Scarcity:珍しい、中々手に入らない、数に限りがあるという希少性があると欲しくなる
・Curiosity:気になって先を読まずにはいられないという好奇心からもっと知りたい
・Controversy:「こんなこと言って大丈夫?」ドキッとするほど過激な反社会性な内容で気になってしまう
では、一番欲求が強く刺激されるTについて解説していきます。
1)Scarcity:希少性、中々手に入らないレア感
あなたが商品を購入するときに経験があると思いますが、人間は「限定」というものにすごく弱いです。よく使われている「数量限定」「期間限定」「特定の人限定」がありますね。これは希少性という欲求を刺激しているからなんです。
読者にこのような欲求があったとしたら
①早く買わないと売り切れるかも…
②欲しいけどちょっと高いかな…えっ?今なら50%OFFなの?
③メールが届いた人しか入会できないの?届いた私はラッキーなのかな?
これに対する書き方は
①数量に限りがありますので残り10名様で販売は終了させていただきます。
②この商品を50%OFFで手に入れるにはこのページをみてから3日間とさせていただきます。その後は通常価格の販売ですので注文はお早めに!
③このメールが届いた人しか入会することはできません。入会のチャンスは今だけ!
このように私生活でも見覚えがあるフレーズもあるのは、希少性を煽っているからなんです。これにより購買を促す効果が高まります。私も希少性が決め手で商品を買うことが結構あります…
2)Curiosity:興味、この先どうなるのか読まずにはいられない
ここまでくると、読者にも興味や好奇心を持たれている頃なのでその欲求を刺激していきます。人間は興味のあることや好奇心をそそられることにはもっと深いところまで知ろうとするんです。
読者にこのような欲求があったとしたら
①遊びながらでもお金を稼ぐ方法はないかな
②寝ながらダイエットすることってできないかな
③SNSでバズるようなメイク方法ってないなかぁ
これに対する書き方は
①昼はランチやお買い物をして、夜はお酒を飲みながらでも月10万円稼ぐ方法
②あなたが寝ていても1ヶ月で10kgも痩せていってしまう究極のダイエット法
③他では絶対に話せない今だけSNSでバズるメイク法を公開します。人気者になる準備をしておいてください!
人は意外性があると興味がわきます。○○なのにXXできちゃうの?という簡単なハードルに対して得られる効果が大きいというアピールをするのがコツですね。
3)Controversy:反社会性、こんなことして大丈夫なの?
人間は常識に反したような過激なことに心を惹かれたり気になったりするものです。「こんなことして大丈夫!?」「さすがにコレはヤバいだろ」と思わせる部分ですね。
読者にこのような欲求があったとしたら
①どの商品も似たような感じで何がいいのかわからない
②なんか普通すぎるものばかり、ビックリさせるくらい効果がでるものが欲しい
③他とは違うなにかが欲しい
これに対する書き方は
①稼げまくってしまいあなたをダメ人間にするかもしれません。ダメ人間になりたくない人は買わないでください。
②この世からダイエットなんて言葉がなくなるくらいの方法
③彼女にバレても許されてしまうほどの10股浮気の方法を伝授
Tでは一番読者の感情を動かすところなので、それぞれ刺激を与えることで成約率が各段に上がります。ただし、効果が強るぎることもありますので、やりすぎたりすると「これは嘘だろ」と胡散臭い文章になりますので注意が必要です。
まとめ
今回は人間の9つの欲求を刺激して感情を揺さぶり成約率を上げるためのGDTの法則について説明していきました。
このテンプレートに当てはめていくことでスムーズに書くことができ時間の短縮につながります。
この9つの欲求は無理に全部を取り入れなくてもいいです。内容によっては関係のないものがあったりするからですが、より強力に読者に伝えるためにはなるべく多くの要素は含めた方がいいですね。
特に、DやTの刺激が強くでる部分では多くの要素を取り入れることで値段が高い商品・サービスが売れやすくなります。逆にGの要素だけだと全然弱いので成約は取りづらくなります。
このGDTの法則は、セールスレターをはじめとしてブログやメルマガでも十分効果を発揮しますので現在自己流で書いているというのであればGDTの法則にそった書き方をしてみると結果の違いがわかるはずです。
今までより、書くのが楽になり時間もかからずに読者の反応を得ることができるようになりますので何度も書いて実践しながら身に付けていきましょう。