・Webライティングを始めようと思っているけど、どういう書き方をしていけばいいかわからない
・苦労してWebページを作ってみたけど、中々成約につながらない
・成果が出ないからライティングについて書き方を学びたい
このような悩みを持っているWebライターも少なくはないはず…コピーライティングで人の興味をひきたいと思っているあなたは「QUESTフォーミュラ」という言葉を耳にしたことはないでしょうか?
これはコピーライティングの中でも有名な型であり、QUESTの法則としてよく聞くと思います。人間の心理に沿って書くセールスコピーの基本的な型であるため、ほとんどのWebライティングを実践している人が取り入れています。
そのためコピーライティングの壁と知られる3つのNotもQUESTフォーミュラを使うことによってクリアすることができますし、あなたの書くページに良い結果をもたらす書き方といえます。
3つのNotについてはこちらの記事を参照してください。

これからWebライティングで頑張っていこうとしている人は絶対覚えておくべき内容です。
この記事を読んでわかることは
・QUESTフォーミュラとはどんなものなのか
・QUESTフォーミュラはどのような構成で成り立つのか
・Webライティング初心者はなぜ型にはめた書き方が必要なのか
です。QUESTフォーミュラの書き方を覚えることで、あなたが初心者だとしても簡単に商品やサービスの紹介ページやLP(ランディングページ)、セールスレターなどスムーズに作成でき読者の心をつかみながら商品を購入してもらえるようなページを作りだすことができるんです。
成果がでるWebライティングをやりたいというのであれば必ずこの書き方を理解するためこのまま読んでいってくださいね。
目次
Webライティングの基本であるQUESTフォーミュラとは

QUEST(クエスト)フォーミュラとはコピーライティングの書き方の型となるものの一つです。他にも「PASONAの法則」や「AIDAの法則」など色々ありますが、これらの法則も含めた概念になるので評価や人気の高い型として使われているんです。
Web上のLPやセールスページをみると、QUESTフォーミュラを意識して書かれたものが多くあり、これは初心者でも簡単にコンバージョンを得ることができるため活用されています。
この型は最初から最後の流れがQ→U→E→S→Tの流れで構成されているのでこのような呼ばれ方をされているためこのような呼び方をされているんですね。このQ〜Tまではなんなのかという詳細は次に解説していきます。
QUESTフォーミュラについてわかりやすく解説

さて、ここからは本題であるQUESTフォーミュラについて詳しい流れを説明していきます。
QUESTフォーミュラは以下の5つの構成から成り立ちます。
・Q:Qualify:ターゲットを絞り込む
・U:Understand:理解・共感する
・E:Educate:教育する
・S:Stimulate:相手をドキドキ興奮させる
・T:Transition:行動させる
では、これらについて一つずつわかりやすく例も挙げながら書き方を解説していきますね。ここからはあなたが太った体型に悩む人に向けてダイエット商品の販売ページを書く場合を例に構成と書き方を説明していきます。
1)Qualify:ターゲットを絞り込む
まず最初の段階であるQualifyではターゲットを絞って、読み手に「これは自分のために書かれたもの」という認識を持たせる部分です。
それによって、読者の悩みや問題を解決できますという宣言をする箇所にもなります。
「あなたの〇〇な悩みを私なら解決できます」というビッグプロミス(大きな約束)を交わすことでターゲットに当てはまる読者は読みはじめてくれるようになるんです。
これをヘッドでやるのが重要で例えば
20代の頃から落ちない体重のせいで周りからデブ扱いされ、だらしない体型を絞ってモテ体を作りたいけど痩せられなくて10年も悩み続けたあなたに朗報!私がその10年の悩みを1ヵ月で解決させます。
この例の場合、ターゲットは30代の男性で太っていることに悩み、痩せたいという人に絞り込んでいます。
そして、その悩みを自分が解決するというビッグプロミスを交わすことで、このターゲットに当てはまる読者は興味を持って読むきっかけが作れます。
更に、このQualifyの部分でベネフィット(ターゲットのメリットの先にある利益や得すること)を含めるとより読者の興味をひくことができるのようになるので取り入れてみてください。
2)Understand:理解・共感する
つぎに「Understand」の段階では、設定したターゲットに対して理解・共感を示す部分になります。
ここは、自分の経験を含めたストーリーを書いてあげると読者との信頼が築けます。
例えば
私も20代の頃から徐々に太っていき、長年デブな体型に悩まされてきました。それまで着ていた服も着れなくなってくるし、周りからデブ扱いされて悔しかったです。このみすぼらしい体を引き締めたいけどどうしたらいいのかわからない。という過去があったのであなたの気持ちはすごくわかります。
という感じでターゲットの気持ちに寄り添うことで読み手からも「この人も同じ悩みを抱えていたんだな」と心を開いてくれるようになります。
そうなることで、読者はだんだん「これを読んでいったら解決するかもしれない」という心境になるんです。
3)Educate:教育する
ここでは、教育するとありますがあなたが提供するものがいかに優れているか、または他にはないものがあるのかをここで書いていきます。
そして、提供するものはどういった形で読み手に届くのかもこちらに書きます。例えば、商材であるならPDFなのか、DVDなのか。商品であるならどのような特長なのかをアピールします。もし、サービスであるならどのくらいの頻度(使い放題なのか月に〇回)なのか。
このように、あなたが提供しようとしているものの特徴をここで書き、読み手に想像させるようにするのがこのEducateの部分なんです。
例えば
こちらの商材はDVDになっており、あなたの1日の中の10分だけ、このDVDの内容を実践することにあてるだけであなたが長年これまで望んでいた体型を1ヵ月で手に入れることができるんです。
更にこのあとに自分が使用した感想や印象、効果などを具体的に書くとより信憑性が高まり読み手に響きますよ。
4)Stimulate:相手をドキドキ興奮させる
ここでは、相手を興奮させてアドレナリンをどんどん出させます。そうすることによって購買意欲を高まらせて次のTransitionにスムーズにバトンタッチさせることができます。
書き方はどのようにするかというと、ひたすらベネフィットを出しまくるだけです。
例えば
・1ヵ月後には理想のボディを手に入れることができ、今まで着れなかった服が着れるようになり、オシャレに目覚めてしまうかもしれません。
・今まで夏の海にも、今の体型のせいでいけなかったけど脱ぐのも恥ずかしくなくなり、バキバキの腹筋を見てくれと言わんばかりにアピールできるんです。
・異性からも距離を取られがちだったけど、逆に異性の方から近寄ってくるくらいモテボディになってしまいます。
というように読み手のメリットの先の利益や得することをここではたくさん挙げて興奮させるのがStimulateの部分になります。
5)Transition:行動させる
最後にここでは、購入してもらうための行動を起こさせます。今までの流れで「この商品は今の自分にピッタリじゃないか」と思わさせて、「これを購入したら悩みが解消される」という確信をもっているはず。
最後の一押しをする場所になるので、あとは購入を促すだけです。
例えば
長い間あなたを悩ませていた今の体型とオサラバして理想のモテボディを手に入れたい方は今すぐ下のバナーをクリック。今なら追加特典で○○も付いてきます!
このように、購入方法もしっかり付け加えながら購入への案内と追加特典や保証などもここで紹介するとより購入率がアップします。
初心者こそQUESTフォーミュラを利用すべき

いざ、ライティングを始めようとして独自にセールスページを書こうとしても、どのように書いていいのか途中で詰まります。
初心者が独自の書き方で書いてしまうと構成も定まっていないし、たとえ書き上げたとしても要所が機能しないことも考えられるため初心者こそこのQUESTフォーミュラに当てはめて書くことをすごくおすすめします。
型というテンプレートに当てはめるから途中途中の書くことが明確であることと、この型は人間の意識の変化にそったものになるため、大きな失敗が怖いとか間違ったやり方をしたくない場合は無理にでもQUESTフォーミュラの流れで書いた方いいと思います。
QUESTフォーミュラは的を大きく外すという結果にはならないです。なので、はじめてWebライティングをするとか慣れない内はこの型で書くべきだと言えます。
あなたのライティングのスキルを効率的に底上げする「守・破・離」とは

日本の伝統芸には、守・破・離という概念があります。これは先生が生徒に教えを与えるときの考え方になるんですが、ライティングにおいてもこの概念が大きく役に立ちます。
これを意識するだけで、あなたのライティングスキルが効率的に上がるといっても過言ではありません。
ライティングだけではなく他のスキルを身につける上でもこの概念は生きてくるので紹介したいと思います。
1)守:型を守る
まず最初は教えられた型を守ることで基礎を固めることが重要です。スポーツなども同じで監督やコーチの教えを守ることで基礎が身についていきますよね。
同じようにライティングも独自で試行錯誤するよりも、過去のデータから一流のライターが高く評価する型がありますのでその型を守る書き方をするのがあなたのスキルを上げていく最短といえます。
それを守りながら、この型の意味やなぜこの型がいいのか?特徴を掴みながら自分のものにしていくことで次第に型に沿った考え方や書き方がまとまっていくんですね。
2)破:型を破る
型が染みついたら次では、型を破るという段階に入ります。型を理解して応用が出来るようになったら少しずつ破っていきます。
破るといっても全く無にするというわけではなく、自分なりに型に工夫を施して独自のやり方を取り入れていくということです。
ベースには「守」の段階で身についた型があるので、大きく外れることはありません。むしろ磨きをかけて精巧にしていくところです。
3)離:型から離れる
破りきったら最後に型から離れるんですが、型を捨てるわけではないです。ここでは「破」の段階で独自の工夫を加えた応用をしているので、「離」の段階では完全にオリジナルの型が出来上がるということです。
この守・破・離に沿って、まず最初は型を守るというところからQUESTフォーミュラを守って書いてみてください。そして意識しなくても書けてしまうくらいになったら少しずつ自分なりのテイストを加えていき離れていき、オリジナルの型を作っていきましょう!
まとめ
今回紹介した「QUESTフォーミュラ」は、コピーライティング業界の中でも基本であり一般的な書き方です。
Webライティングを始めたばかりの初心者は、まずはこの書き方をするのがいいと思います。また、やっているけど中々結果が出ないという人も取り入れてみてください。今までと結果の出かたの違いが目に見えてわかるはずです。
では、最後にQUESTフォーミュラをもう一度おさらい
・Q:Qualify:ターゲットを絞り込む
・U:Understand:理解・共感する
・E:Educate:教育する
・S:Stimulate:相手をドキドキ興奮させる
・T:Transition:行動させる
今回の内容をしっかり理解して実践すれば必ず結果が出ます。この記事があなたのWebライティングライフのお役に立てられれば幸いです。