せどりを始めたけど、仕入れした商品が中々売れない
売れるけど利益が出せなくて赤字状態…
リサーチのやり方がわからない
今回はせどりでこのような悩みを解決するために、「デルタトレーサー」というツールを使ったリサーチ方法をご紹介します。
今回お伝えするポイントはこちら
・基本的なリサーチのやり方とコツとは
・デルタトレーサーの使い方
・利益が出る商品のリサーチと仕入れのコツ
せどりにおいて、よく売れる商品や利益が出る商品を仕入れするために必要なことはリサーチです。自身の感覚で「これ売れそうだな」という商品を仕入れしても商品は売れません。ほとんどの場合、利益を出せていない人はリサーチがしっかりできていないことが原因です。
リサーチはしっかりツールを使って、いつ売れたのか?どのくらい売れたのか?とグラフや数値を見て判断して、利益が出せるか計算をしてようやく仕入れをする商品を決めていきます。
これまで、Amazonの商品で何が売れているかをリサーチするのに代表的な「モノレート」というツールがせどり界では大活躍していましたが、2020年6月にサービスが終了してしまって多くのセドラーが困惑しました。
他の有能なツールもあり、それを代替的に利用してリサーチをする人も多いのですが、利用するには有料であり月額で数千円の料金がかかってしまうのです。
そこでデルタトレーサーはAmazon専用のリサーチツールの中でも、無料で利用ができモノレートに近い仕様で存在するため、せどりのリサーチではオススメなので使い方とリサーチのコツをお伝えしていきますね。
目次
売れる商品を見つけるせどりのリサーチとは

まず、せどりのリサーチってなに?という感覚だと思いますので、そこから説明していきます。
リサーチとは、情報を集めることです。例えばせどりを始めて何を仕入れしようかなと考えた時、Aという商品とBという商品があったとします。
Aという商品はAmazonで出品して、売れたら利益が1,000円でます。
Bという商品はAmazonで出品して、売れたら利益が5,000円でます。
これだけの判断では、Bの商品を選び、Aという選択肢はないと思います。
しかし、ここでリサーチをして商品の情報を集めてみるとBという商品はあまり売れ行きが良くなく、値崩れ中の商品だった。逆にAという商品は最近売れているため、値段が上がっている。
ということがわかるんです。もし、これでBの商品を選んでいたら高確率で赤字になりますし例え運よく黒字になったとしても、このようなせどりの仕方では利益を出し続ける事は難しいんです。
このようにリサーチは過去のデータを元に売れるのか、そして利益が出るのかが分かり、仕入れへと繋がっていきます。
では、デルタトレーサーで主にわかることはこちら
・仕入れした商品がどのくらいの期間で売れるのか
・仕入れした商品がどのくらいの価格で売れるのか
・ランキングの傾向から人気が上がっているのか、下がっているのか
このように、仕入れ前に利益が出るか?出品してどのくらいで売れるのか?旬な商品なのか?が事前に分かるので再現性も高い方法なんです。
デルタトレーサーの使ったリサーチのやり方とコツ

それでは、実際にデルタトレーサーを使ったリサーチのやり方を具体的に説明していきます。実際にやってみながら読み進めていくと身に付くのでおすすめします。
本記事では、パソコンの画面を使って説明していますが、スマホでも同じやり方でできますのでご安心ください。
1)デルタトレーサーにアクセスして、商品を検索してみよう
Googleで「デルタトレーサー」と検索をするとしたのように検索結果がでます。

画像の赤枠のサイトがデルタトレーサーになりますので、クリックします。次にリサーチ商品の検索窓が出てきますので、商品名または、ASINコード(Amazon専用の商品識別コード)、JANコード(全国共通の商品識別コード)を入力しましょう。
ではここからはわかりやすく実際に手順を、例で挙げながら説明していきますね。
まず、Amazonで見つけたこのプリンターをリサーチしてみます。

まず、Amazonでリサーチする時の注意点なのですが、相乗り出品の商品を選ぶことです。
相乗りとは一つの商品に対して複数の人が出品する事で、見分け方は上の画像の赤枠内のように「新品&中古品〇点」のように他の業者も出品していれば、相乗り商品です。相乗りではないの商品は出品出来ない可能性があり、リサーチする意味がなくなってしまいますのでご注意ください。
こちらをせどりするのに仕入れすべきかを判断するために、ASINコードをコピーしてデルタトレーサーの検索窓に入力します。
ASINコードは、商品ぺージ内をスクロールすると上の画像のところに記載してあります。
では、実際デルタトレーサーを使ってみましょう。デルタトレーサーのトップページ画像のように、検索窓に先ほど調べたASINコードを入力します。

「商品を探す」をクリックすると、検索結果画面に切り替わります。色んな数値やグラフが出てくるのがわかるかと思います。では、これらをどう見るのかポイントごとに説明していきますね。
2)売れる商品なのかをチェック
では、検索した商品が実際に売れているのか、そしてどのくらい売れているのかをチェックしていきましょう。
見ていただきたいグラフは、画面をスクロールしてもらうと出てくるこちらのグラフです。

こちらのグラフをパッと見ると、ギザギザの波が出来ているのがわかるかと思います。これは3ヶ月あたりのランキングの変動を表したもので、売れていないとランキングは下がりグラフが上昇します。逆に売れるとランキングが上がり、グラフが下降するんです。
つまり、このグラフを見ると3ヶ月で50回以上下がっているので、それほど売れているという事になります。
次に、デルタトレーサーのアカウントを作成してログインして頂くと

このようなデータも追加されて、何回売れているかも数値で分かるので便利です。この商品は3ヶ月で新品、中古品合わせて57個も売れていますね。平均1~2日で売れているということがわかります。
アカウント作成は、メールアドレスがあれば簡単に無料で作れてすぐログインできますので登録しておいた方がいいですよ。
3)どのくらいの価格で売れるのかをチェック
当然のことながら、せどりをしようとして1万円で仕入れた商品を1万円で売れたとしても稼げません。利益を出すにはそれ以上の金額で売らなければいけないのです。
そこで売れる商品であっても、利益が取れる商品なのかどうかもチェックするため、Amazonではどのくらいで売れるか相場の確認も重要になってきます。
では、デルタトレーサーで選んだ商品の最安値はいくらで売られているのか確認しましょう。最低でもこの価格では売れるという目安になります。

これらを参考に、単純にこの価格より安く仕入れが出来れば利益が出せます。
ここでは、①のように現状で新品と中古品の最安値が載っています。しかし中古品で気を付けるべきところはこの最安値より高価でも売れる可能性があるんです。
そこで、更に確認してほしいのが他の中古品の販売者がどのようなコンディションでどのくらいの価格で販売しているかです。画像の②から中古品の販売者一覧に飛んでくれますのでクリックして確認してみましょう。

外観に傷や擦れのあるものでも18,900円で出品されていますよね?一見、この一番安い商品が売れやすく感じるかもしれませんが、外観にこだわる人もいるのでちょっと高値でもいいから20,000円の方にしようという人もいるんです。
また、その他の例ですごく他に比べて安いけど本体のみで電源コード等の付属品がついてないものが販売されていたりします。実際に使用したいというユーザーからするともっと高くてもいいから一式セット揃ったものが欲しいと思うわけです。
なので、他の出品者の扱う商品の状態も確認した上で、売値を予測し利益が出せるのかどうかを判断しましょう。
中には価格設定が甘い販売者もいますので、いい商品なのに最安値で販売している方もいるため相場が崩れることもあるんです。実際にあなたが出品した時に、もっと高く売れるのに最安値で売ってしまっては勿体ないし、多く稼ぐチャンスを逃す事になります。
価格設定をする場合には、他の出品者の商品のコンディションや付属品の有無などを見てみる。
そして、自分が仕入れする商品の状態に合う価格を目安にすると良いでしょう。
例えば
・箱も付いているし使用前の状態そのものだから19,800円だな
・少し傷があったら19,000円だな
など、中古品の価格設定はコツがいるため経験が必要になってきますが、販売していく内に慣れてコツが掴めてきますのでリサーチしながら強化していきましょう。
せどりのリサーチをもっと快適に進めるには

デルタトレーサーを使ったリサーチの手順がわかったところで、ここからはもっと効率良く快適にリサーチを進めるための方法をお伝えします。
リサーチをする時、Amazon画面とデルタトレーサーの画面を行ったり来たりするのは面倒ですよね。特にこれからいくつもの色んな商品をリサーチしていくことになりますので、なるべく手間は省きたいところだと思います。
デルタトレーサーは便利な事にGoogleChromeの拡張機能としても存在しているためそれを使って、Amazonの商品ページにグラフや価格の数値を直接表示させることができるんです。そのおかげで、すごくリサーチ作業がはかどりますので設定方法を説明していきますね。
これは、パソコンだけの機能になります。スマホではできませんのでご了承ください。
1)GoogleChromeをインストールする
お使いのブラウザから「GoogleChrome」と検索をかけると

というページになりますので赤枠の部分をクリックしてダウンロードし、インストールしてください。
インストールするとデスクトップにショートカットが作成されますのでGoogleChromeというブラウザでインターネットの使用ができるようになります。
2)デルタ―トレーサーの拡張機能をインストール
GoogleChromeのブラウザを開いたら検索窓で「DELTA tracer ダウンロード」と入力して検索すると

このような検索結果が出るはずなので、赤枠内をクリックします。

するとこの画面になり「Chromeに追加」という部分をクリックすれば設定完了です。
3)Amazonの商品ページで確認してみよう
設定が終わったら、試しにAmazonの商品ページを見て確認しましょう。

画像だと分かりづらいかもしれませんが、こちらでAmazonの商品ページ内に最低価格とグラフが載っているのがわかります。商品ページにしっかりこれらが出ていたら上手く設定はされているので大丈夫です。
これで、いちいちAmazonとデルタトレーサーを行き来しなくても済みますしリサーチがはかどるようになるかと思います。すぐにできて簡単なので是非やっておきましょう。
せどりの「利益が出せる商品」のリサーチと仕入れのコツ

デルタトレーサーを使って利益が出せる仕入れ商品を選ぶ時に重要なポイントがあります。
まずこちらの画像で

Amazonの出品数の部分が「ー」となっているのがわかります。これはAmazonがこの商品の在庫を抱えていないという状況です。
これが大事で、もしここに数が載っていたらAmazonが商品の在庫を持っていて、新品で安いということもあり、そちらの方が売れてしまいます。
仕入れする商品を選ぶためには、ここのチェックは必須です。
そして、リサーチを行い条件をクリアした商品が見つかったら他の販売店で安く仕入れをしましょう。
安く仕入れするコツは、実店舗でもネット販売店でも一緒ですが、店員さんや販売者さんと価格交渉をすることです。
値切るのは悪く感じてしまい、抵抗があるかもしれませんが、こちらは購入したいと同時に販売側も購入してもらいたいんです。
「この商品買いたいんですが、500円安くできませんか?」
と購入する意思を伝えて交渉してみましょう。実店舗やメルカリは値切る価格によりますが成立しやすいです。
あとは繰り返していくうちに、この店ならいけるな、あの店のこの商品はイチオシだからいけそうとか、慣れて安く仕入れするコツがわかってきます。
まずは、自分のリサーチした商品を設定した仕入れする額で購入してみましょう。
まとめ
せどりはリサーチで損益が決まると言っても過言ではないです。正しくリサーチすることでどの商品をどのくらいの価格で仕入れして、どのくらいの価格で出品するのかが見えてきて、安定した利益を稼ぐことができるようになります。
ただし、手動でリサーチするのは困難で初心者には時間が膨大に掛かってしまいます。そこで、効率よく、スムーズにリサーチするためのツールがデルタトレーサーです。
他にもツールはありますが、デルタトレーサーは無料で利用できてAmazonの商品ページを覗くだけでリサーチもできてしまう優れものです。
モノレートという優秀なリサーチツールのサービスが終了したので代替的な方法はまさにこれ。使い方、グラフや数値の見方をしっかり覚えて使いこなしていきましょう。
そして、他にも優れたツールは沢山ありますので試しに使ってみるのもいいと思います。
最初は時間がかかってもいいですので、色々商品をリサーチしてみましょう。だんだんコツがわかると楽しくなってくるかもしれませんよ。