アクセス解析ツールは使っていますか?
ブログをやっている方からすれば当然でしょ!と言われそうですね。
アクセス解析でよく利用されるGoogleアナリティクスは有名ですよね。しかし、私もそうだったのですが初心者ですと
どんな機能があるのかわからないけどとりあえず設置だけしている
という人が多いかと思います。しかし、それだとせっかくの便利な機能も無駄になってもったいないです。
なので今回の記事はGoogleアナリティクスの基本的な使い方を知りブログのアクセスを上げるための内容になります。
上手く使いこなせばアクセスを大幅にアップさせることができますのでこの機会に是非読んで覚えていただければと思います。
Googleアナリティクスの基本

ここでは、すでにGoogleアナリティクスをブログに導入しているという前提で説明を進めていきます。まだ導入が済んでいない場合は簡単なので済ませておきましょう。
アナリティクスの画面左側の「ユーザー」から「概要」をクリックしてみるとブログへのアクセス状況を確認することができます。
では画面に表示されている基本的な部分を解説していきますので、実際にGoogleアナリティクスの画面を開いて確認してみましょう。
1)ユーザー数
ブログにアクセスした人の数を指しています。しかし同じ端末から複数回アクセスした場合はカウントは1になります。
同一人物でも、スマホとPCからアクセスした場合のカウントは2ユーザーとなるわけです。
2)ページビュー数
読者がページを表示した回数を指します。こちらは同一人物が複数回ページを開いた場合でもカウントはされます。
例えば一人の読者がトップページから目的の記事を開いた場合、カウントは2になります。
3)セッション数
読者がブログに訪問した回数を指し、ブログ内の記事を複数回開いてもセッション数は1になります。
ただし、その読者が一度他のブログに移動し戻ってきた場合はセッション数のカウントは2になるんです。
またセッション数は日付が変わったり一定時間操作しない場合リセットされ、また1回とカウントされるんです。
4)平均セッション時間
読者がブログに滞在していた時間の平均を表しています。各ページを閲覧した時間の平均です。
5)直帰率
サイトへの訪問者の総数に対して、何人が1ページ目でサイトを離れたかの割合を表しています。
例えば、「ブログへ訪問した数が10人」でその内「1ページ目を見て離れた数が5人」だった場合の直帰率は50%(5÷10=0.5)です。
6)離脱率
ユーザーがいろんな記事をみて、最後に離れた人数の割合を表します。直帰率と似ていますが意味は違いますので間違わないようにしましょう。
ブログの記事をいろいろみてまわった結果、最後に離れたページの離脱率が上がりますので離脱率の高いページには何かしらページを離れられてしまう理由があるかもしれないということなので改善の参考にしましょう。
Googleアナリティクスで確認できるのはこれ!

ブログをやってる人はアナリティクスで何を確認しているの?という人が多いと思います。
そこで、Googleアナリティクスで確認すべきポイントをご紹介します。
使い方、見方をしれば活用の幅がどんどん広がって自分のブログの問題点や改善点がわかってきますので理解しておきましょう。
1)期間別のブログのアクセス数
ブログのアクセス数はもちろん、期間別にアクセスを調べたり比較できます。
やり方は「リアルタイム」以外のレポート画面で設定できます。右上にある日付をクリックして調べたい期間を選択しましょう。

2)訪問ユーザーの属性(性別・年齢)
Googleアナリティクスでは、訪問したユーザーの性別や年齢(ユーザー属性)も調べることができます。
どんなユーザーがどの記事に興味を持っているのかを解析することができるんです。
つまり、興味を持っているユーザー属性に合わせて記事を改善すればアクセスアップにつながります。
やり方はGoogleアナリティクスの左側側のメニューから「ユーザー」→「オーディエンス」→「ユーザー属性」→「概要」の順にクリックしましょう。
これで自分のブログにはどんなユーザーが訪問しているか確認ができます。
3)ユーザーの足跡(ユーザーエクスプローラー)
ユーザーがWebサイトでどのような行動をしたのかという「足跡」も確認できるのがユーザーエクスプローラーです。
ユーザーが「いつ」「どこから」「どの記事を見たか」を時系列でチェックできます。また、どのページで離脱したかも確認できるため改善点もわかったりするので便利な機能です。
左側側のメニューから「ユーザー」→「ユーザーエクスプローラー」の順にクリックすると確認できます。
このようにユーザーの行動をたくさん見ていくことで、ブログに訪れるユーザーの気持ちや考えを推測することができ今後の記事を書くための参考になるため是非活用しましょう。
4)どこからアクセスしたのか(流入チャネル)
ユーザーがどこからブログにアクセスしたのかわかるのもGoogleアナリティクスの機能の一つです。どの媒体から、どんな経路でブログまでたどりついたのかがわかります。
そしてこのようなアクセスの参照元を「流入チャネル」と呼びますので覚えておきましょう。
Googleアナリティクスの左側のメニューで「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」をクリックして表示されます。
流入チャネルの種類は「チャネルグループ」と呼ばれており10種類あります。
・Direct:直接流入
・Organic Search:自然検索(Google、Yahoo!など)
・Paid Search:有料検索
・Social:ソーシャルメディアSNS(Twitter、Facebook、インスタグラムなど)
・Referral:他サイトから
・Email:Eメールから
・Affiliates:アフェリエイトから
・Other Advertising:他の広告から
・Display:ディスプレイ広告から
・Other:その他もしくは分類不明
どこからアクセスがあったのかがわかると今後の施策のヒントとなるので活用していきましょう。
5)どのページが人気があるか
どのページが一番読まれているのか、人気のあるページを調べることも可能です。
なぜそのページに人気があるのか?とか人気のないページには何が足りないのか比較検証ができますので便利です。
アクセスをアップしていくためにはこのような原因を検証して改善していくことは必要不可欠なのでこちらもよく使う機能ですので覚えておきましょう。
6)設定した目標の達成率
Googleアナリティクスには、目標を設定する機能があります。
これが何の役に立つのかというと、例えば商品の購入やお問合せ、目的のページへのアクセスなどの検証に役立ちます。
目標を達成したユーザーと、そうではないユーザーを比べることで目標を達成している要素はなんなのかを知るヒントが得られるかもしれませんね。
Googleアナリティクスを使ってアクセスをアップする方法

ブログのアクセスに伸び悩んでいて、どうしたらいいのかわからないという人のためにGoogleアナリティクスでできるアクセスアップの方法を5つご紹介します。
これまでの内容をしっかり読んで基礎を身に付けたところで、ここから応用する形でブログの改善をしていきましょう。
1)直帰率を改善する
こちらは「行動」→「サイトコンテンツ」→「ランディングページ」から確認することができます。
直帰率は検索された際に上位表示されるかの決定素材になるため重要なポイントです。
どれくらいが目安かというと、ジャンルによって高くなってしまう場合もありますが50%以下になれれば平均くらいです。
では直帰率を下げるために見直す部分はというと
・読者が読みたくなるような濃いコンテンツ
・サイトが見やすいデザイン
・TOPページや関連記事に移動しやすいデザイン
・スマホ画面でも最適に表示される
・サイトの読み込みに時間がかからない
これらを意識してみましょう。
まとめると読者にとって見やすくてストレスにならず、内容を読んで役に立ったとか面白いと思われるサイト作りを目指すことが大事です。
また、月間トラフィックがほぼなく直帰率が90%以上のページは削った方が直帰率の低下にもつながります。
検索順位に関わる部分なので直帰率が高い場合は改善していきましょう。
2)検索キーワードを確認して修正
検索されるページがどんなキーワードで検索されているかを知って、そのキーワードを強化することで上位表示を狙いやすくできアクセスアップも見込めます。
例えば、検索されたキーワードがタイトルや見出しに入っていなかった場合は、そのキーワードを含めていけばよりアクセスされやすくなるんです。
検索キーワードは「集客」→「キャンペーン」→「オーガニック検索キーワード」から確認することができます。
しかし、Googleアナリティクス単体ではキーワードの表示がされませんので「Googleサーチコンソール」と連携をしましょう。
連携するには事前にGoogleサーチコンソールに登録している必要があります。では登録されていることを前提に連携の手順を説明しますね。
①左側メニューの「集客」→「Search Console」→「検索クエリ」をクリック


②画面が切り替わるので「Search Consoleのデータ共有を設定」をクリック

③次にプロパティの設定画面に切り替わりますので、そのまま下へスクロールして「Search Consoleを調整」をクリック

④連携がされていないと「なし」と表示されていますので横の「追加」をクリック

⑤次にSearch Consoleの設定画面に移ります。ここであなたのサイトを選択して「保存」をクリックし関連付けをすれば連携完了です。

3)人気のない記事を修正
人気のない記事をそのまま放置したままだと検索順位にも悪い影響を及ぼしますし、せっかく書いたのにもったいないです。
修正をしてアクセスが集まる記事にすれば今後のメリットとしても大きいでしょう。
では人気のないページを絞り込むためにGoogleアナリティクスの左側のメニューから「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」をクリックします。
次に「閲覧開始ページ(ランディングページ)」の少ない、または「直帰率」「離脱率」の高い順にソートすれば絞り込みます。
修正の仕方は、キーワード選定ツールでキーワードを入れながら最適化することで訪問者をページにとどまらせることが可能です。
人気ページと関連のある記事ならそちらに誘導するのも一つの手ですよ。
4)インテリジェンスのアラート機能を利用する
ブログを続けていくと、急にアクセスが劇的に変動したということがあります。
その理由を検証する際にインテリジェンスの機能が役に立つでしょう。
インテリジェンスは、アクセスが急増または激減した場合そのページや要因を自動検知して
・どのページで変動したのか
・リンク元はどこからなのか
・どのように変動したのか
を自動で一括で表示してくれます。
更にカスタムアラートで設定は細かくできて、キーワードを設定すれば
「◯◯というキーワードで、アクセスが⬜︎⬜︎%増えたら教えてほしい」
という時に活躍してくれますので便利ですよね。
5)ベンチマークを活用する
ベンチマークは他のサイトの平均値とデータを簡単に比較できます。比較できるデータは
・アクセス数
・直帰率
・平均セッション時間
・ページビュー
です。
さらに詳細に分けられたカテゴリーを選ぶことによって自分と同じジャンルのサイト群との比較も可能です。
まとめ
今回はGoogleアナリティクスの基本的な見方とそれらを応用したアクセスアップの方法をご紹介しました。
よりよいブログを作り上げていくために、訪問者があなたのサイトに訪れた時にどのような動向を示すのかを知らなければいけませんよね。
Googleアナリティクスでは、あなたのサイトに訪れたユーザーがどのような人(性別、年齢など)でどれくらいの時間、どんな行動(どのページを読んだかなど)を取ったかがチェックできます。
これらはブログの修正・改善点を見つけるのに必要不可欠なデータなのでどんどん活用していきましょう。